納入事例

世界最大の竪型ミル - ブラジルでの稼働

バホーゾでの能力増強 – セメント1トン当たりの大幅なコスト削減

// セメント産業のグローバル企業の一社、ラファージュホルシムは、ブラジルのバホーゾ工場による、南米での生産能力の大幅な強化を決定しました。この決定は、ブラジルの最も重要な市場となる南西部ミナスジェライス州のベロ・オリゾンテとリオデジャネイロの間に位置する戦略的な地理条件を考慮したものでした。

ブラジルが今後数年間も競争の激しい市場となるという想定に基づき、ラファージュホルシムはバホーゾに超最新鋭のプラント、及び世界最高水準の粉砕技術による製造ラインを創設する事を計画しました。プラントのセメント生産能力は年間300万トン以上とされ、時間当たり450トン以上が粉砕される事が必要となりました。ラファージュホルシムはブラジル市場での十分な利益を確保するには、セメント1トン当たりの生産費用を削減しながら、同時に品質及び効率性を向上させる事が必要と考えました。プロジェクト初期の段階では既に単一ミルによるソリューションが例えば初期投資において優位になると認識しておりました。

案件の推移、必要条件

この複雑な条件に基づき、ミルサプライヤーには極めて高い条件が設定されました:生産費用の削減、効率性の向上、処理能力の最大化、多種のセメント生産、これら全ての条件を少ない投資により実現する事が必要とされました。更にセメント1トン当たりの生産費用を恒常的に抑制させるため、プラントの利用効率の最大化、及び洗練された保守コンセプトが要求されました。

その結果、これらの課題に唯一適したソリューションはセメント粉砕プラントの中心に竪型ミルを設置する事でした。初期投資費用を可能な限り少なくするため、ラファージュホルシムは単一のミルにより時間あたり450トンを処理するという方法を採用しました。これには通常の竪型ミルドライブにはない、11,500kWの動力が必要となります。

利用可能なミル技術を比較した結果、全ての条件に適合するのは唯一ゲブラ・ファイファーによる最適化された持続可能なソリューションであり、またその他と比較して最も少ない投資となる事が判明しました。

これによりドイツ・カイザースラウテルンのゲブラ・ファイファーが、最新鋭かつ世界最大のセメントミルの納入契約を獲得しました。時間当たり450トンのセメント生産用に最適に設計されたMVR 6700 C-6型のファイファーミルは、幅広い混合セメントの粉砕に適しており、クリンカーを最大90%、スラグを最大65%含む原料をブレーン4,000から4,800cm2の粒度で粉砕します。MultiDriveと呼ばれるミルのドライブは、ゲブラ・ファイファーとシーメンス-フレンダー社との協業によりMVR型ミルと同時に開発され、双方のユニットが最適化されております。このMultiDriveにより、必要となる11,500kWの定格動力を世界で初めて達成する事が可能となりました。2008年の発売開始以降、商業運転での実用性が確認されており、幅広い製品品質に対応するため、バホーゾのミルドライブには周波数コンバーターが装備されました。

MVRミル及びMultiDrive®︎の組み合わせは革命的なミル技術であり、高いドライブ動力のみならず、最少84%の粉砕能力を維持しながら6つのローラー及び6組のドライブモジュールの一部を運転中に保守のために取り出す事ができるというユニークな特徴を持つものです。現在まで比較対象が無いこの高い利用効率はMVRミル選択のもう一つの根拠となりました。事実、代替案となる2台のミルを使用するコンセプトを検討した場合、設備投資の大幅な増加と、2台のミルのうち1台が停止した際の粉砕能力の50%低下を受け入れなければならず、MVRミルやMultiDriveとは異なりローラーやドライブの余裕性も確保できません。

結果、利益

ミルは2016年4月以降、ラファージュホルシム社の条件を完全に充足しながら運転を続けております。

フォート・ローダデール(フロリダ州)での2016年12月の講演では、バホーゾの工場長であるジュリアーノ・メネセス・デ・メロ氏がMVRミルの極めて安定した運転を認めました。またプラントの高い柔軟性、当初計画の無かった品質でのセメント生産実現に感銘を受けた事を表明しました。更に講演ではプラントのコミッショニングが満足できるものであった事を述べました。

ラファージュホルシム社の別の発表では、2014年から2017年初頭の間、新設の生産ライン及びファイファーMVRミルにより、セメント1トン当たりの合計生産コストが25%削減できたと述べております。

ミル及びMultiDriveによる積極的な余裕性により、最大規模のミルとドライブであっても、これまでにない高い稼働率を実現しました。最高の稼働効率と最小限の設備投資により、ゲブル・ファイファーは最も革新的なサプライヤーとなり、原料粉砕とセメント粉砕の双方に対応する実証された単一ミルソリューションは大規模セメントプラントの構築に貢献するものとなります。

プロジェクトデータ:

顧客: ラファージュホルシム、ブラジル
場所: バホーゾ、ブラジル
プラント/機器: MVR 6700 C-6及びMultiDriveを装備する世界最大のセメント粉砕プラント
粉砕物資: スラグセメント
処理能力: 450 tph
粒度: 4,300 cm2/g (Blaine)

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